初めて書いた……思いついくまま勢いで、短編で成人向けムード漂ってますけどね!
拙さ全開!でも書けて嬉しい(*^^*)
名前 |
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「カンナ……」 耳元でそう囁く柔らかい声に身体の力も抜け何も考えられなくなる。。 朦朧とする意識の中、ただ1つ思うのは名前を呼ばれる度に「幸せ」だと感じること…こんなあたいでもこの人は自分を優しく包み込んでくれる……1人の女性として…大切に……… 幸せなんだ。。 「……隊長…………き」 ポツリと発したその声に大神は首を傾げる。 「ん??カンナ?」 「………………」 ……しばし互いを見つめ合い、大神のきょとんとした表情にカンナは段々可笑しくなってきた。 (優しくて頼もしいだけじゃない、ちょっと抜けた彼もたまらなく大好きなんだよな…あたい……) 愛おしさが込み上げてきたカンナは自然と彼の首に手を回し耳元でそっと呟く……「大好き、、だぜ」…… ボッと赤面した彼を溢れんばかりの笑顔で返した………… |
~向日葵畑~
夏の公演、千秋楽も無事に終えた9月上旬のこと。
大神とカンナは遅めの夏季休暇、新婚旅行に来ていた。
「隊長ーー!ほらっ、向日葵すっっごい綺麗だぜっ!!あははは♪」
「ホント、見事に満開だなぁ!」
向日葵が咲き誇る中、花組のみんなに仕立ててもらった白いワンピースをヒラヒラさせ、舞うモンシロチョウも相まってまるで絵画を見ているような……大神はそんな彼女の姿に釘付けだった。
「……カンナ」
「ん~?どうした、隊長♪?」
カンナの頬にそっと…両手を伸ばした。
「!?、なっ、ななななんだ……!?!」
大神の真剣な眼差しに鼓動が追いつかない。
!!?
「……んっ…ん……」
唇が重なり合い、互いの熱で頭がふわふわする。
身体を捩らせる彼女を感じながらも愛おしさが溢れ離したくなかった…………
ぷはぁ
「たっ…隊長~こんなとこで……」
少しムスッとしながらも、頬を赤らめトロンとした瞳が可愛いくて仕方ない、外じゃなかったら押し倒してるところだ。
「ふふっ、ごめん……それと、お誕生日おめでとう♪」
「……へっ?あっ…ありがとう……って、色々急で追いつかねぇよ…………もぅ///」
現在進行形でしどろもどろになっている彼女の手を大神はギュッと握った。
「よ~しっ!!じゃあ、旅館に着いたらゆっくりして、そのつづきも……ねっ?♪」
「…………?……はっっ!!///」
言葉の意味を理解した彼女は、恥ずかしいやら嬉しいやら…夏の太陽に負けないくらいの熱を帯びていた。。
[完]